NPO法人流山経営支援グループ

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【POINT】
   経営戦略とは、経営競争に勝つための方法です。孫子の兵法に「敵を知り己を知らば百戦危うからず」とあります。競争の状況をよく分析して、自社の強みと弱みを十分に確認して経営戦略を展開します。「勝ち易すきに勝つ」といわれます。勝てる体制作りが戦略です。基本は、差別化、選択と集中、継続して実行することで
す。経営者の心構えは、熱意、創意、誠意に基づいて展開することです。厳しい環境だからこそ、経営戦略の差が企業の命運を分けます。競合他社に勝つ戦略を策定し実行しましょう。

【プロフイール】
鈴木 洋一郎(スズキ ヨウイチロウ) 鈴木(洋)経営研究所 代表
某事務用機械販売会社で業務改革、新規事業企画、販売企画等の実務を経験。現在は、経営コンサルタントとして、経営計画策定、創業支援を中心に活躍。職場の活性化支援、倫理経営の導入・指導には定評がある。中小企業診断士、1級販売士の資格を有す。
【内容】
 
1.経営戦略の策定プロセス
    図表1の番号順で作ります。

 ① 経営理念の作成:自社の存在意義、世の中に役立つ事業の展開などを理念とします。
 ② 事業領域の設定:どの業界で、どんな事業をするかを決めます。
 ③ ビジョン設定:3年後にどんな会社にするかの目標を設定します。
 ④ 外部環境の分析:事業領域を取り巻く外部の環境を列挙して、機会(O)と脅威(T)に分けます。
 ⑤ 内部環境分析:自社の強み(S)と弱み(W)を挙げます。
 ⑥ SWOT分析:SWOTの組み合わせによって、考慮すべき戦略課題に導く重要事項を出します。
 ⑦ 戦略課題の立案:ビジョン実現のための戦略的経営課題を挙げます。
 ⑧ 重点施策:戦略を具体的に展開するための重点施策を作ります。
 ⑨ 計画と実行:重点施策の狙いと目標、さらに具体的な実施項目、実行担当部門・担当者、実行スケジュールなどのを計画を立てます。そして、達成できるまで継続実行するのです。
 
 図表2に和食店の経営戦略の作成例を示します。

 
 2.重点施策は創造的に
 他社との競合に勝ち、自社の永続的発展を目指すには、差別化できる重点施策を創造的に作り出すことです。商品、サービス、業界、顧客などを重点的に絞り込み、競合他社に勝てる重点施策になるよう徹底的に考えることが重要です。ここに経営者の熱意と創意が注ぎ込まれます。そして誠意をもって実行するのです。自社の強みを十分に生かしてナンバーワンになるための秘策を練っていきます。

 3.継続し、磨きをかける
 経営戦略は一度で完璧にできるものではありません。初期段階では不十分なところがあります。それを常に改善し、すぐれたものに磨き上げていく継続の努力が必須です。社員と家族の幸福のために自社の維持発展につながる経営戦略を策定し実行しましょう。