NPO法人流山経営支援グループ

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【POINT】
   職場の能率をあげる「整理・整頓」について改めて言葉の意味を理解してみると整理・整頓・清掃・清潔と躾(しつけ)を「一定のルール」として日常作業にどう生かすかが重要である事が解ります。 私たちは往々にして書類、商品、製品をあちこちに分散して仕事をしていることが多いかと思いますが、放置すると作業能率の低下や品質低下をまねき、さらには安全な作業環境まで維持できない結果となります。職場の作業能率は「整理・整頓の一定ルール」の下で維持していきます。 整理・整頓が「躾」で発揮できない場合(躾の限界)は「仕掛け」により対応します。 本文の「仕掛け」の具体例は、ほんの一部ですが整理・整頓された作業環境で仕事ができるよう各企業で知恵を出し、活況ある“明るい職場”を作りたいものです。
【プロフイール】
  藤井 誠(フジイ マコト)
某電機メーカーで一貫してシステムエンジニアの仕事に従事し、この間、店頭公開企業へのシステム提案・構築を担当。得意分野は、製造業に於ける原価管理及びシステムの構築。
 
【内容】
 1.整理・整頓の一定ルール
  整理・整頓・清掃・清潔と「躾」を入れて「整理・整頓の一定ルール」と表現します。
  整理 : あちこちに散在している商品や製品等を整理し、不良品(死蔵品)を廃棄することです。
  清掃・ 清潔 : 商品や製品を清潔(品質維持や性能維持)にし、売れる物、使える物にすることです。
  整頓 : 清潔な良品を整然と並べることです。
  躾  : 整理・清掃・清潔・整頓の行動指針を実行する役目を持つ言葉です。
 図表1は製造工場での「整理・整頓の一定ルール」についての具体例です。月末の棚卸作業時には下記内容のチックリストを作成し整理・整頓を徹底していくことが肝要です
 

 2.躾の限界
 製造現場では朝礼、昼礼、夕礼などで「整理・整頓の一定ルール」を「指さし確認」で注意喚起します。しかしながら、「整理・整頓の一定ルール」を守る人、守らない人と全員に徹底する事はなかなか難しいことです。そこで企業は対策として「整理・整頓の一定ルール」を記述した看板を作成し職場環境の中で目につくよう工夫していますが、この対策も日毎に陳腐化し効果が半減し守れなくなる事がよくあります。いづれにしても「躾」で対応できない事は「仕掛け」により対処します。

 3.仕掛け」の具体例
  ①図表2は物流センターでの配送業務での問題点をあげ「仕掛け」で対処した具体例です。
  

  ②下図は事務部門で散在した書類の棚番・色ケース番号をバーコード「仕掛け」で読み取り、短時間に整理・整頓し作業効率向上を上げている具体例です。


  ③図表3はハイテクを使わない「仕掛け」の具体例です。
   

 4.まとめ
 「整理・整頓の一定ルール」は「躾」と「仕掛け」により職場の作業効率を高めます。そして安心して仕事ができる環境をつくることが働く人の義務でもあります。